陽明学を確立した明代の思想家・王陽明は、その関連書籍『伝習録』の中で「良知は即ち是れ易なり」と喝破しています。頭で理解するのではなく、心で良知を感じて、『易経』を読もうと心掛けて書いた書籍です。

第1章	東洋思想の華、陽明学とは
第2章	人類の知恵の結晶『易経』
第3章	良知易が目指すもの
第4章	『易経』上経（乾爲天〜坎爲水）
第5章	『易経』下経（沢山咸〜火水未濟）

自分と他人、理想と現実、善と悪、立志と助長など二つの対立した概念の狭間で心が迷っている方に下す東洋思想（良知易）に処方箋を紹介しています。

第1章	日常生活にある問題の処方箋
第2章	姿や形に表れない問題の処方箋
第3章	陽明学の処方箋
第4章	易経の処方箋
第5章	日本新儒教への期待

表紙・デザインは仮です。
近日発売予定。予約受付中。購読ご希望の方は、ご連絡ください。

『易経』をテーマとした各巻読み切りのファンタジー小説シリーズ。苦境に陥った主人公が、「さすらいの易者」との出会いをきっかけに過去の世界にタイムスリップ！

台南の成功大学で政治学を学ぶ陳鶴友は、台湾政府が推し進めようとしている海峡両岸サービス貿易協定の批准に反対する「ひまわり運動」に参加し、立法院を占拠することになった。息子の政治活動を快く思っていない母親の謝鶴貞は、台南から台北に向かい、息子を台南に連れ戻そうと画策する。気持ちが高ぶっている鶴貞を心配した夫は、知り合いの「さすらいの易者」を紹介して宥めようとしたが、妻の鶴貞は却って反発した。 学生たちを機動隊が強制排除するという知らせを聞き、鶴貞夫妻は現場へ駆けつけるが、鶴貞は興奮のあまりに気を失ってしまう。 意識を取り戻した時に鶴貞は、見知らぬ海岸に伏していた。肥前平戸藩の海岸に倒れていた鶴貞を助けた女性は、自らを田川マツと紹介した。田川マツとは、明朝末期に清に抵抗し、明王朝を復興しようとした鄭成功の母親であった。タイムスリップをした鶴貞と鄭成功の母・田川マツの間に繰り広げられる奇想天外な物語を通して、息子を思う鶴貞の心に変化が生じ始める。

さすらいの易者シリーズ41
― 山上の垂訓 イエスとユダ ―【山沢損】

さすらいの易者シリーズ35
― 朝日に向かう心 黒住宗忠 ―【火地晋】

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